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期待の新人「山下諒也!!」東京ヴェルディVSファジアーノ岡山の試合を観に行きました。



超絶ヒマだったので、2020年10月11日に開催されたJ2リーグの東京ヴェルディvsファジアーノ岡山の試合を観に行きました。
結果は、ファジアーノ岡山のセットプレーでの得点で0-1でファジアーノ岡山が勝利した。
どちらもチームの色を出せた良い試合だった。
前半は、ヴェルディの縦につけるパス、ダイレクトパスを多用し、良いリズムで試合を運べていた。
ただ、ボール回しはとても良かったが、決定的なチャンスが多いかと言われればそうでもない。
一方で、ファジアーノ岡山は、劣勢な中でもカウンターを繰り返し、自分たちの流れに持ち込もうとしていた。
後半は、ファジアーノ岡山が東京ヴェルディ対策をしたのか、プレッシャー、ディフェンスラインを少し低くして、中でボールを回させないサッカーをしていた。東京ヴェルディはファジアーノ岡山の対応に成す術なく、ミスも目立ち、ボールを保持するサッカーができなくなった。
逆にファジアーノ岡山はしっかりとした守備から攻撃へという持ち味が活かせたサッカーをしていた。
さらに強みであるセットプレーで得点を取り、安定したゲーム運びでゲームをクローズした。

今日特に目立っていたいのが、山下諒也選手!!



東京ヴェルディの48番。
身長は164と小柄だがめちゃくちゃアジリティが高いし、スピードも速い。
静岡県のジュビロユース、日体大を経て、東京ヴェルディに加入した。
東京ヴェルディでは両サイドのウイングでスターティングメンバを取っている。
今日の試合でも、アジリティ、スピードを持ち味として、ドリブル突破をして、幾度となくチャンスを作っていた。
ドリブルは、相手を置きざるドリブル。相手の前に体を入れるドリブルを使い分けて、突破する、もしくはファウルを誘っていた。
ドリブル突破に目が行きがちなのだが、特に今日良かったなと思ったところは、ボールを持っていないときのダイアゴナルラン(斜めに裏に抜け出す動き)だ。
サイドバック、サイドハーフがボールを持った時に、何度もダイアゴナルランをして、相手の背後を狙っていた。
ボールがなかなか出てこなかったが、この動きによってファジアーノ岡山のディフェンスは守備しずらかったと思う。
この試合の前半、ファジアーノ岡山の守備のラインも高く設定していたが、山下諒也選手のダイアゴナルランでディフェンスラインを下げさせ、FWとDFの距離を伸ばしていた(通称、間延びさせていた)。
それにより、中盤にスペースができて、東京ヴェルディがボールを回せていた。
後半は、岡山のディフェンスラインとファーストディフェンスのラインを少し下げることで間延びを回避した。
その戦術により、山下諒也選手は、ほぼボールに絡めなくなってしまった。
そんな中で一本ゴール前のディフェンスラインに並んで、間で受けて決定的なシュートを放った。
狭い中でもディフェンスラインの裏を突いて決定的なチャンスを作れるかが今後の課題となるだろう。
最近、横浜Fマリノスの仲川選手、川崎フロンターレの長谷川選手と小柄だけどスピードが速くJ1リーグのトップレベルで試合ができる選手がいる。
山下諒也選手も必ずその一人になる。今の東京ヴェルディで早く結果を出して、J1チームで活躍してもらいたい!!
(言うて、まだ22歳、もう22歳とどちらでも取れる年齢なので・・・。)